学術情報

本告正明先生らの研究グループは、術前化学療法の有害事象対策としてシンバイオティクスと経腸栄養剤の併用が有効である可能性について報告し、Clinical Nutrition誌に掲載された同論文が日本臨床栄養代謝学会の「小越章平記念Best Paper in The Year 2022」を受賞しました。その研究内容について本告先生よりお話いただきました。
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大阪急性期・総合医療センター
消化器外科 主任部長
本告正明 先生

外傷、熱傷、敗血症といった侵襲を伴う重症病態において、感染性合併症を予防して多臓器不全等への進展をいかに制御するかが予後に関わる重要なポイントであることについてお話いただきました。
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大阪大学 医学系研究科 救急医学 教授
大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター センター長
織田　順 先生

大阪大学医学部附属病院
高度救命救急センター 講師
清水健太郎 先生

近年、周術期における合併症などを制御するための治療戦略の一つとしてシンバイオティクスが注目されています。肝門部領域胆管癌の周術期における感染性合併症の制御を目的に、2018年からERASプロトコールにシンバイオティクスを組み込んでいる三宅謙太郎先生に周術期管理におけるシンバイオティクスの活用についてお話しいただきました。
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横浜市立大学医学部
消化器・腫瘍外科学 病院助教
三宅謙太郎 先生

外科手術後の感染性合併症の発症には、患者の術前の腸内環境が 関係していることがわかっています。術後の感染性合併症予防における腸内細菌の関わりや、シンバイオティクスの有用性について、横山幸浩先生にお話しいただきました。
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名古屋大学大学院医学系研究科
腫瘍外科・外科周術期管理学寄附講座 教授
横山幸浩 先生